50代から終活を始めるべき4つの理由と終活のやり方!
最終更新日:2025.02.25

終わりに向けた活動で「終活」。「生前整理」や「老前整理」などと表現されることもありますが、意味合いはほとんど同じです。単純に「死ぬ前に部屋を片付けておく」ということではなく、身の回りの整理や死後の要望、医療の希望などをまとめることも含まれます。
終活と聞くと、70代以降のいわゆるシニア世代が始めるものだという印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、最近ではバリバリ現役で働いている50代くらいから終活を始める方も増えています。

こんにちは。おうち整理士の榛田(はりた)です。50代から終活は始めるべきなのか?その理由や終活する際の注意点などを徹底的に解説します。
目次
終活の重要性:人生の最終段階に向けた準備
終活は「人生の終わりに向けて準備をする活動」として、近年重要性が高まっています。
自分の資産や身の回りを整理し、最期を迎えるための計画を立てることで、安心した未来をつくることができます。
この準備を行うことで、自己の希望を明確にし、残された家族に対する負担を軽減することが可能です。
→あわせて読みたい
「終活とは?|終活をすべき理由と具体的な方法8つを徹底解説」
50代で終活を始めるべき4つの理由
「終活って70代以降のシニア世代がやるものなんじゃないの?」
「少なくとも60代くらい!50代は若すぎる・・・」
このような印象をお持ちの方も多いでしょう。しかし、終活を早めにはじめておいて損はありません。
では、なぜ早めにはじめておいた方が良いのでしょうか?
体力のあるうちにできる
終活で行う断捨離や整理整頓など、時に重いモノの運び出しが必要であったりと、体力がないとできません。
自分はまだ大丈夫・・・と思っていると、知らぬうちにどんどん体は動かなくなっていきます。そして、体力がなくなると、自然とやる気もなくなってしまいます。
人間どんどん老いていくもの。体力とやる気のある今のうちに始めておくべきなのです。
判断力があるうちにできる
断捨離や整理整頓などの体を使う作業に加えて、相続関係・財産の整理など、判断力・決断力が必要な作業もたくさんあります。
「思い出の品を手放す」という作業もまた、判断力が必要です。体力と同じで、判断力も年と共に衰えていきます。しっかりと判断できる今のうちにいろいろ決め事をしておいた方が良いでしょう。
特に、最近は認知症による資産凍結が原因で、預金の引き出しや不動産売却ができなくなる場合が少なくありません。ご自身の財産をあらかじめ家族に託す方法(家族信託)もありますので、詳細をご希望の方は下記サイトを参考にしてみてください。
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セカンドライフを想像できる
実は、50代は次のステージを想像するには非常にベストなタイミングなんです。
50代の方の多くは、子育てが一段落したことで自分の時間が持てるようになり、本当にやりたいことや目指したい人生のビジョンが見えてくるのです。
「定年退職後の自分の残りの人生をどう生きるか」や「老後に楽しめる趣味を見つける」など、残りの人生を現実的に考えられます。
また、想像を膨らませることにより具体的な目標もでき、終活の作業もはかどります。
老後に余裕を持つ
50代でも現役で働いている方はたくさんいらっしゃいます。
リタイアしてから突然、やりたいことや、やるべきことを始めるのは大変です。
50代である今のうちから、老後のために貯蓄の確認や財産整理などの準備をしておくことで、老後に余裕を持たせることができます。
具体的には、収入の一部を積立てたり、年金や保険の内容を見直してみましょう。
そうすることで、金銭的な不安を軽減し、安心して生活できる基盤を作ることができます。
50代からの終活でやるべきこと
ここからは50代からの就活でやるべきことを紹介します。
断捨離
終活において、一番のメインとも言える「断捨離」。必要なものを残し、不要なものを捨てる行為として最近では一般的になりました。
まずはこの断捨離を進めることで、終活を円滑に進められるようになります。
断捨離を上手く進めるコツ
断捨離を上手に進めるコツはまずどんどん捨てていくことです。
思い切りが大事なので、整理整頓の前にとにかく捨ててしまいます。
「いつか使うかもしれない」ものを使うことはほぼありません。
迷った時や、捨てられない物がある場合は、「いる」か「いらない」かではなく、「使う」か「使わないか」で仕分けましょう。
また、写真やアルバムなど思い出の品から片付け始めてしまうと、思い出に浸ってしまい、作業がなかなか進みません。
そのため、断捨離を始める際は明らかにゴミといえるようなモノから処分するのが無難です。
とはいえ、重い家電や家具の持ち運びなど、体力的に作業が進められない場合もあると思います。そのような場合は、わたしたちおうち整理士にお任せください。
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整理整頓
断捨離で物を手放すことができたら、次は整理整頓です。
普段の生活で、どこに何があるのかなどをどれだけ把握できているでしょうか?
早めにきちんと整理整頓していたことで、「突然入院することになったときに入院先から必要なものを持ってきてもらうよう家族に的確に指示できた」という方もいます。
単純に「キレイな部屋で暮らすことができる」というだけではなく、日々の生活においてのストレス軽減にも繋がります。
財産整理
使っていない通帳やクレジットカードはありませんか?それらをまとめることも終活における財産整理で必要なことです。
どれだけ財産があるのかを今のうちに把握しておくことは、自分がこれからの人生で使える財産を知ることにも繋がります。
財産とは、何もお金のことだけではありません。
【株式・貴金属・美術工芸品・ゴルフ会員権】など、現金以外のものも財産に含まれます。
当人の死後、財産がまとまっていないと遺された家族が遺品整理で大変な思いをします。家族が揉めてしまう原因にもなりかねないため、そうならないよう早めに財産の整理をしておきましょう。
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「終活でお金を整理するためのコツ|書き出し方から保存方法まで」
医療や介護・葬儀の希望をまとめておく
終活では、葬儀屋を決める手配もしなければなりません。
「自分は家族葬で良い」や「納骨堂に納骨してほしい」という漠然とした希望はあっても、伝えておかなければ周りの人は本人の意図が分からないままになってしまいます。
また、自分がピンピンコロリでぽっくり死ぬとは限りません。介護施設に入ることになったり、特別な治療が必要になる場合もあります。
死んだ後のみならず、「自分自身で判断できなくなった時のことも考えておく」というのも終活の一つ。
治療を受けるかどうかだけではなく、どんな医療を受けたいか・どういった施設に入りたいかなどをまとめておくことも大切です。
墓の生前契約
独身の方が亡くなった際、お墓や葬儀の手続きを委ねられる人がいないことがあります。
親しい友人や知人にお願いすることも可能ですが、できるだけ50代という比較的若い時期に、自身で生前契約を結んでおくことが望ましいです。
自分の希望するお墓や葬儀の形を事前に設定できるため、安心感が得られます。
また、生前契約をすることで、費用を事前に支払っておくことも可能です。
これにより、残された人々に金銭的な負担をかけずに済むため、自身の思いを実現できるだけでなく、周囲への配慮にもなります。
身元保証サービスを確認する
身元保証サービスは、医療や介護の手続きに必要な身元保証人の役割を担うサービスです。
入院や老人ホームの入居時に身元保証人が求められることがありますが、該当する家族がいない場合に問題が生じることがあります。
このサービスは、年齢や健康状態にかかわらず利用できるため、まだ元気な50代のうちから事前に契約を結ぶことができます。
身寄りがない不安を解消し、安心してセカンドライフを楽しむためには、身元保証サービスについての理解を深め、必要に応じて利用を考えましょう。
遺言書・エンディングノートを作る
遺言書は、自分の遺産を誰に、どのように渡すかを明確にする、法的拘束力を持つ文書です。
残された家族や親しい人たちが遺産を巡って争うことを避けるために、事前に意思を明確にしておくことが求められます。
遺言書の作成には法で定められた規則があるので、弁護士や司法書士のアドバイスを受けましょう。
また、エンディングノートも自分の要望や家族への思いを書き記しておけるものです。
遺言書と違い法的拘束力はありませんが、ちょっとした希望や先ほど決めた医療や葬儀のことを伝える手段として活用することができます。
「書いたらそれで終わり」ではなく、要望が増えたり、気が変わった時に書き直せるため、定期的に内容を確認しましょう。
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「生前整理でやることリスト|何から始めるべきか徹底解説」
終活を始める際の注意点
ここまで終活をスムーズに進める方法を紹介しましたが、終活でトラブルが起こることもあります。ここからは終活における注意点とその対処法を紹介します。
家族と揉めることも
断捨離して部屋が片付いたは良いものの、その後「自分のものを勝手に捨てられた」と家族間で揉めることは多いようです。
例えば、奥様が片付けしている際に、旦那様の趣味の品物を断捨離してしまったり、子どもが熱心に集めていたフィギュアを処分してしまって怒られたり・・・。
自分では価値が分からなくても、家族にとってはとても価値のある品物である可能性があります。
片付けることも大切ですが、「家族の意思を尊重する」ことを忘れないようにしましょう。
家族でも自分以外の人のものは確認してから触ろう
せっかく終活を始めて片付けをしていても、蓋を開けてみれば自分以外の人の物の方が多かった!ということもしばしば。
そういう場合は、勝手に捨ててしまうのではなく、きちんと本人に相談してから手放してもらいましょう。
その際、「自分で捨ててよ」「汚いから早く処分して」という言い方をしてしまうと、相手のプライドを傷つけて「意地でも捨てるもんか」という気持ちになってしまうことも多々あります。
「一緒に片付けようよ。」と言ってあげたり、価値があるから捨てたくないという場合は、「売る」という選択肢を提案してあげましょう。
フリマアプリやネットオークションを利用すれば自宅にいながら売ることもできますよ。
いらない物を押し付けない
自分では捨てられないからと言って、子どもや孫に無理矢理ものを譲るのもよくありません。
親が亡くなって「遺品」となった後の方が捨てづらくなってしまい、結果的に家族に迷惑を掛けることになってしまいます。
譲るのは、家族が自ら「欲しい。」と言ったときだけにして、基本的に自分の持ち物は自分で手放すようにしましょう。
50代からの資金計画
50代からの資金計画は、老後の生活を安定させるために非常に重要です。3つのポイントから解説します。
将来の生活費を試算する
老後の生活を安定させるためには、必要な資金を具体的に把握しておくことが不可欠です。
収入源や支出の予測を立て、どのくらいの貯蓄が必要かを明確にしておくことで、安心してセカンドライフを迎えることができます。
具体的には、毎月の医療費や介護費などを書き出し、計算しておきましょう。
年金や保険の見直しを行う
年金や保険の見直しも欠かせません。
収入の変化や生活スタイルに応じて、必要な保障や年金受給額を確認し、最適なプランを選ぶことで、将来的な不安を軽減できます。
定期的に見直しを行い、自分のライフプランに合った保険や年金制度を活用しましょう。
50代で終活を意識し始めたキッカケ
最後に、50代で終活を始められた方の、実際の声を聞いてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
ケース1:50代・女性(主婦)
昨年父親が亡くなったのをキッカケに自分も終活を意識するようになりました。父親はコロッと逝ってしまったため、準備する時間が一切なく、遺品整理がとても大変だったんです。
遺産相続についての遺言はありましたが、父親が生前コレクションしていた趣味の釣り具などについては特に記載がなく、誰が処分するのか、売ったらそのお金はどう分けるのかなどで少し兄弟間で揉めてしまいました。
大きなトラブルにはならなかったものの、この経験をキッカケに自分の子どもには苦労をかけまいと、元気なうちに終活を始めようという気になりました。
ケース2:50代・男性(会社員)
子どもがみんな家を出て、夫婦二人で過ごすようになり妻と一緒に終活をはじめました。
同世代の友人が病気をしてしまったり、「いつまでも健康でいられるわけではない」という思いが強くなったことも終活を決意したキッカケです。
元気に動けるうちに断捨離をして、老後は好きなことに没頭して生活したいと思っています。

身内の遺品整理などをキッカケに、元気なうちから終活を始めておきたいと思う方は、特に50代前後の方で多いようです。
まとめ
近年、50代で終活を始める人は増えています。備えあれば憂いなし。50代で体力とやる気のあるうちにスタートさせて、快適なセカンドライフをイメージしながら進めていきましょう。
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これまでにおうち整理士で700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。