自分で掃除できる!ゴミ屋敷の片付け方とコツや費用を遺品整理のプロが徹底解説
最終更新日:2024.11.19
「自分の部屋がゴミ屋敷状態だ」
「実家がゴミ屋敷状態になっている」
「一人暮らししている親の家がゴミ屋敷状態になっている」
などなど、ゴミ屋敷に困っている人は実はたくさんいます。
「片付けをしなければいけないとは思うんだけど、量がすごすぎてどこから手をつければわからない…」という方もいますよね。
そこで、そのようにお悩みの方は、まずゴミ屋敷を自力で掃除できるかどうかを見極めるための、判断基準を確認してみるのが重要です。
今回は、プロの遺品整理士が自力でできるゴミ屋敷の片付け方やそのポイントをお教えします。
こんにちは。おうち整理士の榛田(はりた)です。ゴミ屋敷、早く片付けてしまいたいですよね。今回は、ゴミ屋敷を自力で片付ける方法をご紹介します。
目次
ゴミ屋敷を自分で掃除するメリット
ゴミ屋敷を自分で掃除することには、いくつかの大きなメリットがあります。
詳しくみていきましょう。
業者よりも安く済む
自力でゴミ屋敷を掃除する大きなメリットの一つは、業者に依頼するよりも費用が安く済むという点です。プロの清掃業者に頼むと、高額な料金がかかることがありますが、自分で片付けを行えば、道具や資材にかかるコストを最小限に済ませることができます。このため、経済的な負担を減らしながら、自宅をきれいにすることが可能です。
時間配分やペースを自分で決められる
作業の時間配分やペースを自分で決められるのもメリットの一つです。自分のライフスタイルや体力に合わせて、焦らずじっくり進めることができるため、ストレスを軽減しながら掃除を行うことができます。
ゴミ屋敷の片付け方とコツ
ゴミ屋敷を片付けるためには、効果的な方法とコツを知っておくことが重要です。
3つの段階に分けて解説していきます。
①まずは事前準備
「ゴミ屋敷を片付けよう!」と思い立ったらそのまま即行動!……してはいけません。相手は何か月、あるいは何年も蓄積されたゴミなので、こちらも相応の準備が必要です。
まずは、片付けるための準備をしていきましょう。
部屋の状態がどのレベルなのか把握する
一口に「ゴミ屋敷」と言っても、ゴミの内容は様々です。洋服が大量にあったり、まとめ買いした商品が封も開けられずに段ボールごと積まれていたり、あるいは食べかけだった生ゴミなども混じっているのか、で準備するものが違います。
どんなゴミがどの程度の量あるのかを把握しましょう。
また、ゴミの種類によっては特別な処理が必要な場合もあります。必要な道具をきちんと揃えてから片付けを始めると良いでしょう。
スケジュールと人手を確保する
「片付けをするのにスケジュール!?」と思うかもしれませんが、ゴミ屋敷の片付けは1日で終わらないこともあります。規模や汚れのひどさによっては、2~3日、あるいはそれ以上かかる場合もあります。
ゴミ屋敷の片付けの大まかなスケジュールは以下の通りです。
- ◼️ゴミの片付け
- (ゴミの分別、とりまとめ、処理、虫がいる場合は駆除作業)
- ◼️大型ゴミの処分
- (事前申請が必要な場合も)
- ◼️清掃
この作業を終わらせるために必要な日数と人手を確保しましょう。また作業にはアクシデントがつきものなので、余裕を持った日数を設定しましょう。
特に初めてゴミ屋敷の片付けを行う場合は、再びゴミ屋敷に戻らないよう注意が必要です。普段から整理整頓を習慣づけたり、定期的に不要なものを処分することで、快適な住環境を保つことができます。
「近くに作業を手伝ってくれる人がいない」「知り合いに汚い部屋を見られるのは恥ずかしい」という場合には、わたしたちおうち整理士がお手伝いさせていただきます。遠慮なくご相談ください!
必要な道具をそろえる
ゴミ屋敷の掃除は、普通の片付けとは違いハードな作業になるため、あらかじめ色々なケースを想定して道具を準備しておきましょう。
<用意するもの>
ゴミ袋 | 燃えるゴミ・燃えないゴミ・リサイクル用など自治体の分別にあわせていろいろな種類のゴミ袋を用意しておきましょう |
軍手 | 衛生面はもちろん、ケガを防止するためにも軍手は必須です。生ゴミが多い場合には、軍手の下にビニール手袋をして直接ゴミに触れないよう注意をしましょう。 |
マスク | ゴミ屋敷では埃が起きがちです。
埃だけではなく、小さな虫などがいる場合もありますので、マスクは用意しておきましょう。 |
エプロン | 服を汚さないために必要です。
可能であれば、ツナギやジャージなど「作業が終わったら捨ててもいい服」を用意しましょう。 |
新聞紙 | 生ゴミの水分を取ったり、ゴミを片付けた後歩けるスペースを作るのに便利です。また、先の尖ったゴミを捨てる時の緩衝材にもなります。 |
殺虫剤 | ゴキブリやハエなどの虫が発生している可能性があります。作業をスムーズに進めるためにミストタイプとスプレータイプを両方用意します。。 |
ビニール紐・ガムテープ | 本や雑誌をまとめるのに便利です。 |
ゴミを運ぶ車 | 清掃センターにゴミを持ち込む場合に必要です。 |
雑巾・ほうき・モップなど清掃用具 | ゴミを運び出した後、掃除に使います。 |
各種洗剤 | ゴミを運び出した後、掃除に使います。 |
消臭効果のあるスプレー | 生ゴミを扱う際に、作業中の臭いを軽減できます。 |
台車やトロリー | 重いゴミや大きな家具を運ぶ際に、役立ちます。 |
②前日:霧状の殺虫剤で虫を駆除しておく
ゴミ屋敷には、虫がつきものです。ゴキブリやハエ、蚊などが発生していることがよくあります。虫がいると気になってしまって作業が進みません。
前日のうちにミストタイプの殺虫剤を使って小さな虫の駆除をしておきましょう。
また、作業を始めるときには、スプレータイプの殺虫剤を持参しておくと、駆除できなかった虫を見つけた際にもすぐ対応できます。作業後も、定期的に殺虫剤を使用して、再び虫が湧かないようにしましょう。
※換気を忘れずに!
③当日:物を処分していく
準備が整ったら、いよいよゴミ屋敷の片付けに着手します。
ゴミ屋敷の片付けは普通の掃除と違い、「捨てる」ことに特化しています。とにかく目についたものからどんどん捨てていきましょう。
物を捨てるコツ
いざ「捨てよう」と思っても量に尻込みしてしまったり、本当に捨てていいのか迷ってしまうこともありますよね。
ここでは、片付けのプロが物を捨てていく時のポイントをご紹介します。
どうでもいいものから捨てていく
「片付けをしよう」と思うと、つい大きなものから手をつけがちですが、最初に大きなものを捨てるとそこで満足してしまう可能性もあります。
ゴミを片付ける際には、「捨てる」「残す」「保留」の3つに分類することで、判断がしやすくなります。「捨てる」ものは明らかに不要なものや使用していないもの、「残す」ものは今後も必要だと感じるもの、そして「保留」はもう少し考えたいものとして分けます。
まずは近くにあるどうでもいいものから捨てていきましょう。一人当たり1メートル四方を担当とし、ゴミをどんどん袋に詰めていきます。そのエリアが片付いたら次、という風にこなしていくと無駄がありません。
使っている・使っていないで判断を
物を捨てられない人の特徴として「いつか使うかもしれない」と使っていないものを後生大事に取っておく点があります。
もちろん、ストーブや扇風機など季節限定で使うものもありますが、数年単位で使っていないもの、日常使いするはずなのに今使っていないものは不要と判断していいでしょう。
また、捨てるかどうかを決める際には、「これを実際に使ったのはいつか」「これを使用する可能性はどのくらいあるのか」と、自分自身の生活リズムを再確認することも大切です。物を手放す勇気を持てば、生活空間が広がり、心の余裕も生まれます。
思い入れのあるものは最後に
どんなにガラクタのように見えても、思い出のこもっている品は捨てがたいものです。それ自体に価値がある・ないの問題ではありません。しかし、それで生活に支障が出てしまっては本末転倒です。
また、思い入れのあるものは判断にも時間がかかります。最初に手をつけてしまうと、遅々として作業が進まないので、思い入れのある品は最後にしましょう。その頃にはある程度捨て慣れて来ているので、判断もしやすくなっているはずです。
さらに、思い出の品を一緒に整理する際には、家族や友人と一緒に話し合うことで、新たな視点が得られ、よりスムーズに物を手放せることがあります。どうしても迷うものがある場合は、周りの人に相談してみましょう。
複数の部屋がゴミ屋敷状態の時には
一軒まるごとゴミ屋敷状態であったり、日常使いしている部屋以外がゴミであふれている場合には、玄関、台所、居間、といった具合に一部屋ずつ攻略していきましょう。
一部屋綺麗にすることで達成感がありますし、他の部屋の汚れ具合が際立ち、モチベーションが上がります。
④ゴミを搬出する
ゴミを家の外に出します。市町村のゴミに出す場合には、曜日や時間を厳守しましょう。
また、普段以上にたくさんのゴミが出る場合にはあらかじめ連絡しておかないと回収しきれないことがあります。ゴミ屋敷を片付ける前に、連絡を入れておきましょう。
軽トラックなど、ゴミを大量に載せられる車を手配できる場合は、そのまま清掃センターに持ち込むこともできます。「すぐにゴミを処分してしまいたい」という場合には、こちらのほうが早く片付きます。
さらに、家電製品や大型の家具など、一部の不用品は一般のゴミと処分方法が異なる場合があります。専門の業者に依頼する必要があるので、事前にどのように処理するかを確認しておくことが大切です。
⑤清掃作業
ゴミを運び出し終えたら、掃除をします。
ゴミが溜まっていると、その分埃も溜まっています。吸い込まないよう、マスクをして作業に当たりましょう。
掃除を始める際は、まずは床や壁にこびりついている汚れを洗剤などで落とし、それから掃き掃除や拭き掃除をします。特に、キッチン周りや水回りは、汚れがしっかりと落ちるように優先的に拭いていきます。また、掃除後は、空気の入れ替えを忘れずに行い、清潔感のある空間を保つよう心がけましょう。
片付けられない人を説得する方法
「久々に実家に帰ったらいらないものがあふれていた」
「一人暮らししている親の家がゴミ屋敷になっていた」
という経験を持つ人は少なくありません。「早く片付けて」と言っても、一向に片付ける気配がなく、イライラしてしまうことも。
そんな人達を動かす方法をご紹介します。
そもそもなぜ片付けられないの?
片付けられない人には、片付けできない理由があります。
「高齢になって片付けがしんどくなった」「仕事で疲れていて、家のことにまで手が回らない」といった身体的な理由や「もったいなくて捨てられない」「何を捨てていいのかわからない」という心理的な理由などです。中には、家族がいなくなった寂しさを物で埋めることで心を癒している人もいます。
説得をする前に、まずは理由を知りましょう。
「汚い」などのネガティブワードはNG
相手を説得しようとすると、つい「汚い」「不衛生」といったネガティブなワードを使ってしまいがちです。ですが、これは逆効果。「責められている」と感じると、余計頑なになってしまう可能性もあります。
また「捨てる」「処分」といった言葉に抵抗がある人もいます。「ここを片付けたら気持ちいいよ」「部屋が広くなるよ」といったポジティブな言葉を使いましょう。
「一緒にやろう」と声掛けする
ゴミ屋敷を片付けるには人手が必要です。住人に任せるだけではなく、「一緒にやろう」と声掛けをしましょう。「一緒に作業をするのだ」と感じることで、動き出せる人もいます。片付けを進める際には、まずは共感を示し、相手の状況や気持ちに寄り添いましょう。
▶︎あわせて読みたい「ゴミ屋敷の片付けにかかる費用って?料金相場と費用を抑える方法をご紹介」はこちら
ゴミ屋敷の片付けを早くしたほうがいい理由
ゴミ屋敷の片付けはなるべく早く取り掛かった方がいいと言われています。確かに、衛生面から見ても早めに片付けたいところですね。
他にゴミ屋敷を放置しておくことでどんなデメリットがあるのか見てみましょう。
近隣トラブルになる恐れも
近年、ニュースなどでもゴミ屋敷を取り上げることが増えてきました。「異臭がする」「ボヤ騒ぎがあった」など、近隣トラブルに発展してしまうケースも少なくありません。「自宅にゴミを放置しているだけなのだから、他から文句を言われる筋合いはない」と考えている人もいますが、周囲に影響を与えることもあります。
無用なトラブルを起こす前に、片付けてしまいましょう。
また、早めの対処を心がけることで心地よい住環境を維持できるだけでなく、周囲と良好な関係も築けます。ゴミ屋敷の片付けは単なる掃除ではなく、自身のメンタルヘルス向上にも繋がると覚えておきましょう。
「ごみ屋敷条例」の成立で費用が大変なことに!
以前はゴミ屋敷があっても行政は手出しができませんでした。しかし、最近は各自治体でゴミ屋敷に対する条例を作るようになっています。これは、周辺の住民からのクレームや防災・防犯の観点から不良とされる住宅(ゴミ屋敷)に対して、行政が警告できるようになるものです。
そして、最大のポイントは「住民が説得に応じない場合、行政が代わりに片付けをすることができる」という点。「代わりに片付けてくれるならいいじゃないか」と思うかもしれませんが、実はこれ、費用はゴミ屋敷に住む住民の負担です。
否応なしに費用がかかるので、そうなる前に自分たちで片付けてしまいましょう。
また、各自治体で施行されることが増えているゴミ屋敷条例には、「再発防止」の観点も盛り込まれています。単にゴミを取り除くだけでなく、再びゴミ屋敷と化すことを防ぐための取り組みが含まれているということです。そのため、行政が介入する際には、片付け後の住環境の管理についても指導されることがあります。行政の介入を受けないためにも、自ら進んで片付けを進め、清潔で快適な住環境を維持する意識を持つことが大切です。
自分で片付けるのが難しいと感じたら
ゴミ屋敷を片付けるのは、非常に手間がかかります。最初に覚悟をしていたものの、「いざ始めてみたら全然終わらない」と挫折してしまうことも。
個人が対応できるゴミ屋敷には限界があります。
一般的に、
- □ 広さが3DK以内
- □ トイレやお風呂、台所などの水回りが生きている
という条件であれば、個人でも対応できると言われています。
事前にスケジュールを確認し、必要な道具を揃えておけば、途中で挫折してしまう心配も減るでしょう。
逆に、
- □ すでに虫が大量にわいている
- □ 誰も住んでおらず、荒れ放題
- □ 電気がつかない
- □ 水回りが機能しない
という場合には、速やかに行政や業者といったプロに依頼しましょう。
行政機関に相談
ゴミ屋敷の片付けが自力では難しいと感じた場合は、行政機関に相談することを検討しましょう。地域の役所では、ゴミ屋敷に関する相談窓口が設けられていることがあります。適切なアドバイスや、必要に応じて支援を受けることができるため、早めの相談が重要です。
行政のサポートを受けることで、より安心して問題解決に向けた一歩を踏み出すことができます。
プロの清掃業者に依頼してみよう
インターネットで「ゴミ屋敷 片付け」で検索すると、たくさんの清掃業者がヒットします。
複数の業者に見積もりを依頼してみましょう。
清掃業者を選ぶコツ
費用の安さも大切ですが、安さだけに飛びつくとトラブルの種にもなりかねません。
「ゴミは確かに片付いたけど、家に傷がついてしまった」「処理できないものがあると言われ、全部は片付かなかった」というケースもあります。大切なのは、「きちんと料金系統を説明してくれるか」「丁寧な対応をしてくれるか」「無料で下見に来て見積もりをしてくれるか」です。
また「一般廃棄物収集運搬許可証の有無または所持している業者と提携があるか」もポイントのひとつ。「一般廃棄物収集運搬許可証」は不用品を回収・運搬するのに取得が必要な許可です。この免許を持っていないと、ゴミ屋敷からゴミを持ち出すことはできません。
民間企業が取得するのは非常に難しいため、遺品整理業者が許可を持っていなくても、許可のある業者と提携していることが確認できればOKです。ゴミ屋敷を片付けていると、思わぬ品が出てくる場合もあります。そういった場合の対応もあわせて確認しておきましょう。
また、特に注意が必要なのは、業者の実績や評判も確認しておくことです。公式HPやレビューサイトを事前にチェックし、口コミや評価が高い業者を選びましょう。信頼感のある業者に依頼することで、話し合いや片付けがスムーズになりやすく、失敗しにくくなります。
わたしたちおうち整理士でも、ゴミ屋敷の掃除を行っています。丁寧で迅速な対応だとお客様に好評をいただいております。
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清掃業者に頼んだ場合のメリット・デメリット
清掃業者に片付けを依頼した場合のメリットデメリットをまとめました。
《メリット》
- ・自分で片付けなくていい
- ・プロに任せられるので安心
- ・予定の期日に綺麗に片付く
- ・専門的な知識や技術を持つスタッフがいるため、効率的に作業が進む
- ・素人では手が回らない部分や、危険を伴う作業も任せられる
《デメリット》
- ・自分でやるより費用がかかる
- ・業者によってはサービス内容にバラツキがある
- ・信頼できる業者を見つけるのが難しい
清掃業者に頼んだ場合の費用の相場
清掃業者が提示している料金表は、大体間取りを基準にしています。
ですが、実際は間取りではなく捨てるゴミの量で値段が決まります。ゴミ屋敷清掃にかかる費用の相場は、2トン平トラックの積載量だと、約6万円~7万円程度です。単純計算で2台分ならその倍の12万円~14万円前後かかることになります。
つまり、1Kでも物がすごく多ければ、2Kと変わらない金額になってしまうこともあるのです。
間取りで判断せずに、必ず業者に見積もりを取ってもらうようにしましょう。
また、見積もりを依頼する際には、どのようなゴミが含まれているかや、特別な処理が必要な場合についても確認することが重要です。業者によっては追加費用が発生するケースもあるため、料金体系をよく確認し、事前に納得した上で依頼することをお勧めします。
ゴミ屋敷を自分で掃除するときのQ&A
ゴミ屋敷を自分で掃除する際に、よくある疑問や悩みを解決するQ&Aをまとめました。
どれくらい部屋が汚れていたら業者に頼む?
床が見えないほど物があふれ、生活に支障をきたす状態や、臭い・虫の発生が見られる場合には専門の業者に頼むことを検討しましょう。また、一人では手が回らず自力での片付けが難しいと感じた段階でも、早めの依頼が効果的です。
ゴミ屋敷と病気は関係ある?
ゴミ屋敷は、物が散乱し不衛生な状態を招くことから、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。特に、ホコリやカビ、害虫の発生は、呼吸器疾患やアレルギーの原因となることがあります。ゴミ屋敷の放置は心身の健康にも悪影響を及ぼすため、早急な片付けや清掃を行いましょう。
「汚部屋」と「ゴミ屋敷」の違いってなに?
「汚部屋」と「ゴミ屋敷」は似ているようで異なる状態です。「汚部屋」は、物が散乱して汚れているが、生活空間としての機能を保っている状態を指します。一方、「ゴミ屋敷」は、通常の生活が難しいほど物があふれ、不衛生な状態に陥っていることを指します。この二つの違いを理解することが、適切な対処法を見つける手助けとなります。
実家がゴミ屋敷になっている場合どうすればいい?
実家がゴミ屋敷になっている場合、まずは状況を冷静に把握し、何から手を付けるべきかを考えましょう。家族や友人の協力が得られれば、手分けして片付けを行うことができます。また、専門の清掃業者に相談するのも一つの手です。特に、高齢の親がいる場合は、サポート体制を整えて早期に対処することが重要です。
まとめ
ゴミ屋敷を片付けるには、事前の段取りが必要になります。準備をし、人数を集めてゴミを片付けるのは一種のイベントのようなものですね。
特に、片付け作業に取り掛かる前に自宅の状態をしっかりと把握し、計画を立てることが重要です。時間を設定し、どこから手をつけるかを決めて、作業をスムーズに進めましょう。
片づけを始めた後でも「これは無理」と思ったら、遠慮なくわたしたちおうち整理士にお声がけください。
ベテランのプロがお手伝いに伺います。
これまでにおうち整理士で700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。