遺品整理で出た宝石の処分方法は?|売る・リフォームする方法と注意点をご紹介
最終更新日:2024.11.19
親や祖父母の遺品を整理していると、様々な物が出てきます。なかにはどうしたら良いか悩んでしまう物もあるでしょう。
特に宝石などは、
- 価値がわからない
- どこに売ればいいかわからない
- 使い続けたいけどデザインが古い
など様々なケースがあります。
この記事では、遺品整理で出た宝石をどうするか、方法をご紹介しています。
こんにちは。おうち整理士の榛田(はりた)です。遺品整理で出てきた宝石、できれば損をしないように処分したいですよね。この記事では、遺品整理で出た宝石を売ったり、リフォームしたりする方法や処分する際の注意点などをご紹介しています。
目次
遺品整理で出てきた宝石を処分する方法2つ
遺品整理とは、亡くなった方が使っていた家具や洋服、残された貴金属などを整理することです。
遺品を整理していると宝石が出てくることも多いでしょう。その際は、「売る」か「手元に残す」かのどちらかを選択することになります。
遺品整理で出た宝石を売る場合と手元に残す場合に分けて、それぞれ方法をご紹介します。
遺品整理で出た宝石を売る場合
ブランド品や宝石そのものの品質が良い物などは高額で売れることもあります。また、鑑定書や保証書などが残っている場合は、一緒に持ち込むことで、査定価格が上がることもあります。宝石に汚れがついている場合は、査定する前にきれいに落としておくと良いでしょう。
宝石を売る際は、複数の業者に依頼し、見積もり金額や業者の対応を比較して、決めるようにしましょう。
宝石を売る方法は、次の4つです。
- リサイクルショップで売る
- 宝石専門の買取業者に売る
- フリマアプリやネットオークションで売る
- 遺品整理を行っている業者に依頼する
それぞれの詳細をみていきましょう。
リサイクルショップで売る
トレジャーファクトリー、セカンドストリート、ハードオフなどの大手リサイクルショップでも宝石の買取を行っています。しかし、リサイクルショップでは、自分の希望の査定金額にならないこともあります。
高額な宝石や、少しでも高値で売りたいという場合、正確に査定してもらいたいという場合は、宝石専門の買取業者に依頼する方が良いでしょう。
宝石専門の買取業者に売る
宝石専門の買取業者では、リサイクルショップよりも専門知識があるため、正確に査定してもらえます。しかし、なかには悪質な業者もありますので、注意が必要です。
悪質な業者か見極めるポイント
悪質な業者は相場よりも安く買い取ろうとするため、数店で査定してもらい比較するようにしましょう。また、見積書を出さない、金額や内容がハッキリしない業者も注意が必要です。
いつ創業しているか、店舗がきちんと存在しているか、買取実績や金額が明記されているかもしっかり確認し、利用した人の口コミや評判などもチェックしておきましょう。
さらに、GIA(米国宝石学会)などの資格を持った鑑定士がいる店舗を選ぶと安心です。
フリマアプリやネットオークションで売る
安価な物であれば、フリマアプリやネットオークションで売るというのも手です。ただし、個人間の売買になるため、高額な物の出品は控えた方が良いでしょう。そもそも高額商品は、買い手がつきにくいため、早急に手放したいと考えている人には向かない方法です。
また、トラブルにならないよう、梱包・発送は丁寧に行い、商品説明や写真掲載も分かりやすくするように心がけましょう。
遺品整理を行っている業者に依頼する
遺品整理で出た家具や家電が大量にあり、遺品整理を行っている業者に依頼する場合は、宝石類を買い取ってくれるところもあるので、買取が可能か聞いてみても良いでしょう。ただし、全ての業者が買取をしているわけではないので、必ず事前に確認するようにしましょう。
私たちおうち整理士では遺品整理で出た家具や家電の回収はもちろん、価値がわからないような宝石でも経験豊富な査定士が1点ずつ丁寧に査定しています。具体的な金額が気になる方はぜひ無料の見積もりをお試しください。10秒程度で相場がすぐにわかりますよ。
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遺品整理で出た宝石を残す場合
遺品整理で出た宝石を残す際は、事前に、どういった形で残すか、もしくは分けるのかを遺産相続人の間で必ず話し合っておきましょう。
宝石を残す場合は以下の2つを確認しておきましょう。
- 宝石をそのまま身につける際の保管方法
- 宝石をリフォームする
宝石をそのまま身につける際の保管方法
宝石を保管する場合は、直射日光を避けるようにしましょう。宝石の種類によっては、紫外線の熱で変色・変質してしまうこともあります。また、汗や油分がそのままついた状態で保管してしまうと、宝石の品質が損なわれることもあるので注意しましょう。
高額な物や普段つけない物は、金庫にしまっておいても良いでしょう。
宝石をリフォームする
せっかくなら自分で身につけたいと思っても、遺品の中には、時代遅れのデザインもあるでしょう。そういった場合は、宝石をリフォームしてくれる業者に依頼するのも手です。また、デザインによっては、指輪からネックレスに変えるといったこともできるので、普段から自分が身につけやすい物にリフォームすると良いでしょう。
遺品整理の注意点
遺品を整理する前に、遺言書があるか必ず確認しましょう。遺言書を確認せずに宝石や貴金属などを勝手に相続してしまった場合、後々トラブルになることもあります。
また、兄弟姉妹、親戚などに遺品整理する旨を事前に伝えておくことも大切です。遺品整理で出てきた物をどうするかなどの話し合いもきちんとしておきましょう。
トラブルを避けるために、場合によっては、書面を作成し署名・捺印しておく、弁護士に入ってもらうなどの対応をしておくと安心です。
故人が生前大切にしていた物や、思い出の品、価値のある物は遺族・親戚などで確認しておきましょう。
まとめ
遺品整理で出てきた宝石はどうするのか、方法をご紹介しました。売って手放す方法や、保管しておく方法、リフォームして身につけるなど様々です。故人や兄弟姉妹、親族の意向もきちんと確認し、遺品整理を行いましょう。
これまでにおうち整理士で700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。