遺品整理で実際に100万円請求された話!高額請求を防ぐためのポイント
最終更新日:2024.11.19
「遺品整理には100万円の費用が必要って聞いたことがあるけど実際どうなの?」
「知り合いが遺品整理で100万円請求されたらしいんだけど本当にそんなにかかるの?」
遺品整理の作業に100万円もの費用がかかることは実際にあるのでしょうか。
こんにちは。おうち整理士の榛田(はりた)です。「遺品整理の100万円請求ってよくあるの?」そんな疑問に、遺品整理のプロであるわたしたちが、くわしく解説していきます。
適切な金額として遺品整理に100万円かかることもある
結論から申し上げますと、遺品整理には、適切な金額として100万円かかる場合もあります。
- ・部屋がゴミ屋敷状態
- ・特殊清掃が必要
- ・仕分けからしなければいけない遺品が大量にある
- ・2階の窓から吊り下げ搬出が必要
といったように、特殊な作業が必要で、通常の遺品整理と比べて、作業人数や作業日数が多くなる内容の場合です。
遺品整理には、かなりの労力がかかりますし、一人では出来ないような作業も多く存在します。
物量にもよりますが、特殊な作業が必要でない場合でも、家電や家具などの運び出しだけで数十万円はかかるものです。
さらに作業に必要な人数やトラック台数によって金額が上がるため、「100万円の請求をされた=不当な高額請求」とは一概に言えません。
不当に100万円を請求する遺品整理業者もいる
ただし、残念なことに実際に不当な高額請求をしてくる遺品整理業者がいることも事実です。
わたしたちおうち整理士にも、「遺品整理を依頼したら、2トントラック2台分の荷物量程度で100万円請求されたんですが・・・。」というような、明らかに不当な高額請求をされている状況でご相談をいただくことが最近増えております。
さらに、実際にわたしたちが訪問見積し、不当な高額請求をされていたことが発覚したケースがいくつもあります。
遺品整理の請求金額に少しでも違和感を感じていたら、わたしたちおうち整理士に一度ご相談ください。無料出張訪問で、ご自宅をしっかり拝見し、明確な見積もり金額をご提示します。
不当に100万円請求された実話
わたしたちおうち整理士に「他社から不当に100万円請求されて困った」と実際にご相談があった件をご紹介します。
旦那さんが留守中に業者が見積訪問し、家には奥様一人。
営業スタッフの高圧的態度にパニック状態になり、その場で100万円の契約をさせられ、すぐ作業にとりかかられました。
旦那様が戻った時に奥様の異変と100万円契約を知り、業者と口論に。
旦那様のおかげで少量の不用品を10万円で持って帰ってもらうことでなんとか事なきを得ました。
ここではじめて旦那様からおうち整理士にお電話が。
もしもし。今、〇〇社というところに遺品整理をお願いして、100万円の請求をされたのですが、こんなにかかるものなんでしょうか?
一軒家の実家ですが、広さは3LDK、一人分の家電や家具に加えて、大きめのタンスが3つあります。階段作業はありますが、特殊清掃が必要な状況ではありません。
旦那様はわたしたちに電話を掛ける前にご自身で遺品整理の相場について、調べられていたようでした。
おっしゃる通りですね。その内容で100万円かかることはまずあり得ないでしょう。せいぜい20万~40万といったところでしょうか。宜しければ、今から訪問見積いたしましょうか?
ぜひ、お願いします!
そして実際に見積訪問した結果、なんとたったの30万円で整理できる作業内容でした!
最終的にわたしたちおうち整理士にご依頼いただき、遺品整理作業を完了。旦那様と奥様にお喜びいただきました。
このように、実際には30万円で済む作業を、あの手この手で金額を吊り上げ、最終的に半ば恐喝ともとれるような行動で奥様に100万円以上の金額で契約させた実例もあります。
「遺品整理」はまだまだ悪質な業者が多い業界ですので、お気をつけください。
「高額請求されて不安・・・」
高額請求をされてお困りの方は、月間ご依頼件数380件以上・遺品整理のプロおうち整理士に一度ご相談ください。
「とりあえず悩みを聞いてほしい」だけでも大丈夫です!直接訪問し、作業内容と料金を明示した見積書をお渡しいたしますので、他社の見積と比較することもできます。
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不当に100万円の高額請求をされやすい人の特徴
遺品整理には規則がなく、各業者が独自に料金制度を設けているため、
ある意味、不徳な業者が高額請求をふっかけやすい業態であると言えます。
不当な高額請求をしやすい3つの要素
「費用が高いイメージがあるので高額でも受け入れてしまう」
「お葬式」など、人が亡くなった際にはお金がかかりますよね。
そのため遺品整理を依頼した際に高額請求をされても、「こんなもんなのかな」で納得してしまう人が多く、悪質な業者はそういった人を狙ってきます。
「相場観がわからない」
遺品整理には、はっきりとした相場というものが存在しないため、1社にしか見積をとっておらず、相場観を分かっていないような人が、不当な高額請求をしている業者のターゲットになりやすいです。
「大切な人との別れで感傷に浸っているタイミング」
遺品整理は、人が亡くなってすぐに行わなければならないことがほとんど。
大切な人や家族が去り、精神的にも苦しい中、遺品整理の作業を依頼するのはつらいですよね。
そういったタイミングで、正常な判断ができないところを利用して不当な高額請求をしてくる業者もいます。
こういった状況の、特に高齢者や女性を狙って、不当な高額請求をする業者が増えています。
「遺品整理だからお金がかかる」というわけではありません。きちんとした業者はどの作業にいくらかかっているのかを明確に提示してくれます。
知識不足や人の弱みに付け込み、不当に高額請求してくる遺品整理業者を避けるため、信頼できる業者に依頼しましょう。
自分ひとりで判断することに不安がある場合は、事前に誰かに相談するか、一社のみで決めようとせず、何社かに相見積をとるようにしましょう。
こんな遺品整理業者には要注意!
名刺を持っていない
名刺には会社の所在地や電話番号といった情報が記載されています。
今や誰でも簡単に作れる名刺を用意していないということは、情報を明かせない、明かしたくない理由があると考えられます。
遺品を雑に扱う
早く作業を終わらせたいがために、遺族に確認せずに勝手に遺品を処分したりする場合があります。
訪問見積の時点で確認ができれば、業者の遺品の扱い方などを注意して見るようにしましょう。
見積書を出さない
見積書を出さなかったり、作業内容に対する明確な料金を教えてくれない業者には要注意。作業当日に、オプション料金と称して追加費用が発生する可能性が高いです。
金額が安すぎる
請求金額が他社相場と比べてあまりにも安い場合は、不法投棄を疑った方が良いかもしれません。不法投棄が発覚した場合、持ち主まで罪に問われてしまうことがあります。
産業廃棄物収集運搬許可の資格を持っている、もしくは資格を持っている業者と提携していることを確認しましょう。
上記に加えて、不当な高額請求をしてくる業者は、訪問見積の段階で無理やり契約させようとしてきます。当日ハッキリと断ることができるように、可能であれば、男性も立ち会う方が良いでしょう。立ち会いが難しければ、訪問見積を依頼する前に、まずはしっかりと電話で料金設定を聞いておくこと。電話口で少しでも「怪しい」と感じたら訪問見積の依頼を断りましょう。
高額請求を防ぐためには
出張訪問による見積もりを依頼する
電話やメールのやり取りのみで契約を決めず、必ず「訪問見積」で明確な見積書を出してもらいましょう。
実際にお部屋の状況や物量を見てみないと、私たちも正確な金額を案内することが難しいです。
もし、電話口で契約を迫ってくる業者がいたら注意しましょう。
出張買取を依頼する前におよその費用を知っていないと不安ですよね。10秒でカンタンに目安を知っておくこともできますよ。
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複数の会社に見積依頼
1社目で決めてしまわずに、他の業者にも訪問見積を依頼しましょう。
何社かに依頼することによって、平均的な料金を知ることもできます。
「高い」と思ったり、逆に「安すぎる」と感じるような場合も、積極的に次の業者へ見積を依頼をしましょう。
価格だけで決めない
値段が安いからと言って契約を即決するのはやめましょう。
電話のみの見積で作業を依頼し、当日作業後に「オプション」と称して高額請求されることもあります。
また、相場と比べて極端に安い場合も要注意です。必ず、訪問見積で明確な見積書を提示してもらいましょう。
対応が丁寧な会社に依頼する
人の気持ちに寄り添う遺品整理。
スタッフの対応がそのまま会社の体制・料金に表れます。
スタッフ対応が悪い会社の場合、悪い雰囲気がそのまま料金面に直結し、高額請求や予期せぬ追加予算の請求もある可能性も。
不当な高額請求を避けるためにも、電話口での対応や、訪問見積に来たスタッフの対応が丁寧な会社を選びましょう。
追加料金・オプションの有無をしっかり確認する
訪問見積後に必ず、オプションの追加費用がかからないかどうか把握しておきましょう。
また、追加費用が掛かるとしたら、どの作業に対して、いくらくらいかかるのかをしっかりと業者に事前に確認しておくことが大切です。
一人で立ち会わない
遺品整理業者の中には、「契約するまで帰らない」ような強引な営業手口で契約を迫ってくる業者もいます。
特に女性や高齢者のみで対応すると「怖くて断れない」という心理を利用して、不当な金額を提示、後日キャンセルできないよう高額なキャンセル料が書かれた書類にサインをさせるケースも。
不当な請求だと感じたり、契約したくない場合はきっぱりとその場で断れるよう、出来れば男性が立ち会うようにしましょう。
事前に片付け・不用品処分をする
整理しなければならないモノの量が多いと、処分費用が掛かり、その分料金も上がります。
家庭ゴミなど、自分たちだけでも処分できそうなものを、あらかじめ片付けておくと、料金が抑えられることもあります。
適切な金額として100万円かかるケースも
遺品が大量にあり、トラック台数や作業人数が多く必要な場合や、部屋がゴミ屋敷状態、孤独死などの理由で特殊清掃が必要な内容だと、料金も高額になります。
また実際に、とても重くて大きい金庫の運び出し作業のみに30万円程かかったケースもあります。これらはすべて適切な金額で、不当な高額請求ではありません。
何社かに見積をとって、「遺品整理を依頼する部屋の相場」をしっかりと把握し、最終的に信頼できる業者に依頼しましょう。
どの作業にいくらの費用がかかるかを事前にしっかりと把握しておくことで、今回依頼したい部屋の遺品整理相場も見えてきます。
まとめ
作業量が多くなると料金も上がるため、遺品整理に100万円かかることはありますが、
不当な高額請求をする遺品整理業者が存在することも事実です。
高額な請求を防ぐためには、
- ・出張訪問見積を依頼する
- ・2社以上で見積をとる
- ・明細書をもらい、相場を知る
- ・対応が丁寧な、信頼できる会社を選ぶ
上記を心がけましょう。
わたしたちおうち整理士では、「こんな金額を請求されたんだけど、これって妥当な金額なの?」といったようなご相談だけでも大歓迎です。
まだご契約をお考えでない場合も、お気軽にお問い合わせください。
強引な営業は一切いたしませんので、ご安心くださいね。
お電話をお待ちしております。
これまでにおうち整理士で700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。