遺品整理業者に必要な許可とは｜廃棄物処理に必要な資格をご紹介

遺品整理業者が遺族の依頼を受けて作業を行う際には、いくつかの許可や資格が求められます。依頼する側としても、どんな資格が必要なのか把握しておきたいですよね。
この記事では遺品整理に必要な許可や資格をご紹介します。

遺品整理業に必要な許認可2つ

遺品整理業には、2つの許認可が必要です。ひとつずつ見ていきましょう。

一般廃棄物収集運搬許可

一般廃棄物収集運搬許可は、遺品整理業者が家庭から出る廃棄物を収集し運搬するために必須の資格です。行政が所持することを求めており、無許可での作業を行った場合には法令違反となります。
新規の取得は難しいため、この許可を持つ業者と提携して営業を行なっている遺品整理業者も存在します。

古物商許可

古物商許可は、遺品の中に含まれる貴重品や骨董品などを買い取り、販売する場合に必要な許可証です。この許可がないと遺品の買取ができないため、すべて不用品扱いでの処分となってしまいます。業者がこの許可を持っているかは、必ず確認しておきましょう。

遺品整理業に役立つ資格5つ

必須の許認可以外にも、遺品整理に役立つ資格が存在します。詳しく解説します。

遺品整理士

遺品整理士は、一般財団法人遺品整理士認定協会によって認定された資格です。遺品整理の専門知識を持つほか、遺族の心のケアに関してもサポートしてくれます。

→あわせて読みたい
「遺品整理士とは？必要な資格、仕事内容、依頼するメリットなどを詳しく解説」

遺品供養士

遺品供養士は、一般社団法人遺品供養カルチャー協会が交付する資格です。故人を悼む気持ちを大切にし、遺品を尊重した供養の方法を理解していることを示す資格です。この資格を持った業者なら、遺族の深い悲しみに寄り添ってくれるでしょう。

グリーフケアアドバイザー

グリーフケアアドバイザーは、喪失に伴う悲しみや苦しみを理解し、適切なサポートを提供するための資格です。一般社団法人日本グリーフケア協会が発行する資格で、最高位である「特級」の修了者はグリーフケアのワークショップやケア講座を開けるほどのプロフェッショナルです。特に心の傷が大きい場合は、グリーフケアアドバイザー在籍の業者を検討してみましょう。

相続診断士

相続診断士は、一般社団法人相続診断協会が発行する資格です。相続に関する法律や手続きについての専門知識を持ち、円滑に相続手続きを行ってくれます。生命保険や不動産関連など、相続に不安がある場合は、相続診断士在籍の業者を利用しましょう。

終活カウンセラー

終活カウンセラーは、人生の最終段階を迎える人に、様々な情報やアドバイスを提供する資格です。終活に関する悩みの分類化や具体的な手続きのサポートを助けてくれます。終活には生前整理も含まれるので、「その時が来るまでに身辺整理は済ませておきたい」という方は、終活カウンセラー在籍の業者を探してみましょう。

→あわせて読みたい
「生前整理とは？死を意識したらやっておきたい生前整理を徹底解説」

適正業者の見極め方

遺品整理を依頼する際は、業者の選定が肝です。適正業者を見分けるポイントをご紹介します。

一般廃棄物収集運搬許可や古物商許可を持っている

信頼できる業者を見つけるためには、まずその業者が必要な許可証を持っているかどうかを確認しましょう。一般廃棄物収集運搬許可や古物商許可など、適切な資格がない業者には注意が必要です。資格の有無は業者のHPなどで確認することができます。

複数の業者から相見積もりを取る

遺品整理の費用を正確に見積もるためには、複数の業者から相見積もりを取ることが効果的です。業者によってサービス内容や料金形態は様々なので、比較検討し、納得した上で依頼しましょう。

まとめ

遺品整理において、信頼できる業者の選定や必要な許可証の確認は非常に重要です。適切な資格を持つ業者を選ぶことで、安心して作業を任せることができます。

わたしたちおうち整理士でも遺品整理を行なっています。お客様に寄り添い、親身になってお話を聞かせていただきます。遺品整理士も在籍しているため安心してお任せいただけますよ。

▶︎おうち整理士の遺品整理サービスを詳しく見る