生前整理でやることリスト|何から始めるべきか徹底解説
最終更新日:2025.01.07
生前整理を始めると決意したものの、具体的に何をすれば良いのか迷う方は少なくありません。
この記事では生前整理でやるべきことを、具体的にご紹介します。
こんにちは。おうち整理士の榛田(はりた)です。今回は、生前整理でやることのリストや、適切なタイミング、スムーズに進めるコツなどを詳しく解説します。
目次
生前整理とは?
まずは生前整理の概要について押さえておきましょう。
生前整理の概要
生前整理とは、自分の所有物や財産を整理し、人生の終わりを見据えた準備を行う活動のことです。この活動は、物理的な持ち物だけでなく、心の整理も含めて行われます。
生前整理は、まず不要なものを手放し、そして必要なものを残す、という順序で進めます。「何から始めればいいのか」と迷う方も多いかもしれませんが、最初は日常生活で使わなくなったものから取り組むとスムーズに進むでしょう。
この作業を行うことで、生活空間がすっきりし、心も軽くなる感覚を得られます。また、自分自身が充実した日々を送ることができるという利点に加え、残された家族にとっても遺品整理が簡単になり、精神的な負担を軽減できます。
生前整理と終活の違いとは
生前整理と終活の概念は重なる部分がありますが、両者には違いがあります。
生前整理とは、主に物や財産の整理に焦点を当てた活動を指し、具体的には不用品の処分や書類の整頓などが含まれます。一方で、終活とは、人生をより良い形で終えるための幅広い活動を意味し、エンディングノートの作成や法律に関する手続きの確認などが挙げられます。生前整理は終活の一部として位置づけられることが多いです。
生前整理を始めるメリット
生前整理を行うことには多くのメリットがあります。
まず、物理的な空間が整理されることで、生活がより快適になります。加えて、自分で不要な物を見極めて処分することで身の回りがスッキリし、心の余裕も生まれやすくなります。
また、生前整理を自分で進めることで、残す財産や遺志が明確になり、相続トラブルの回避につながります。自らの身辺を自分で整理することは、人生を振り返り、これからの生き方を見つめ直す機会にもなりますよ。
生前整理のやることリスト
生前整理の進め方を6段階に分けて解説します。
1. 財産を整理する
生前整理の第一歩は、所有している財産を整理しリスト化することです。
自宅にある物や不動産、金融資産などを整理し、一覧にまとめることで、自分の資産を明確に認識できます。例えば、銀行の通帳や不動産関係の書類を確認し、一覧にしておくことで、財産全体が可視化できます。
また、リストを作成することで、不要な物や情報の整理が進み、管理の効率化も図れます。資料や物品の整理には時間がかかる場合もありますが、身近な財産や手元にある通帳など、取り組みやすいものから始めるとスムーズです。
2. エンディングノートを活用する
エンディングノートは、自分で手軽に利用できる便利なツールであり、自分の思いや情報を整理するうえで役立ちます。
このノートには、家族に伝えたいことや必要な手続き、医療に関する希望などを具体的に書き込むことができます。さらに、金融機関の情報や緊急連絡先なども詳細に記載することで、残された家族が手続きに迷うことなく対応できるようになります。
エンディングノートは遺書と異なり、法的な拘束力は持たないのでご注意ください。
3. 断捨離で不要な物を処分
不要な物を処分することで心身の負担を軽減し、身の回りをスッキリ整理することができます。持ち物を一つずつ丁寧に見直し、今後の生活で本当に必要かどうかをしっかりと判断しましょう。
特に使用頻度が低い物や、思い入れのない物を優先的に手放すと、片付けが楽になります。捨てるのは忍びないという場合は、寄付やリサイクルといった方法も検討してみましょう。
4. 思い出の品を整理するコツ
思い出の品は捨てがたいものですが、整理することで心の整理にもつながります。
まず、思い出の品を見直す際には「残すもの」を厳選しましょう。自分にとって本当に大切なアイテムを選び、最低限の数に抑えることでスペースを有効活用できます。
整理のコツは、思い出を振り返りながら、必要と感じるものだけを「残すもの」として選ぶことです。こうすれば、心にも空間にも余裕が生まれ、選んだ品をより大事にできるはずです。
5. デジタルデータを安全に整理
クラウドサービスやデジタルデバイスに保存された写真、文書類、メールなども整理の対象です。整理の際は、まず不要なデータを削除し、残すものを明確に分類しましょう。特に、個人情報の含まれる書類やパスワードなどは、安全な方法で保存し、必要な時にすぐ取り出せる状態に整えておくべきです。
また、デジタル遺産が相続に与える影響も考慮し、家族や信頼できる人に適切な情報を引き継ぐ準備をすることが望ましいです。
6. 遺言書や法的書類を作成する
生前整理における遺言書の作成は、自分の意思をしっかりと伝えるために必要不可欠です。遺言書を作成することで、相続にかかわるトラブルを未然に防ぎ、希望通りの資産分配が実現できます。
また、法的書類に関しても、適切な進め方を把握し、必要な手続きを整えておきましょう。弁護士や司法書士などの専門家に相談すれば、より正確かつ効率的に作業を進められます。
生前整理のタイミング
生前整理を始めるタイミングについて、解説します。
20代・30代のうちに始める生前整理のポイント
20代や30代は、将来に向けた基盤を築く時期です。このタイミングで生前整理を始めることは、人生をより豊かにするための賢明な選択と言えるでしょう。
まず第一に、現在のライフスタイルを振り返り、自分の生活に本当に必要な物と不要な物を見極めることが重要です。所有物を整理し、身の回りをシンプルに保つことで、生活の質を向上させるだけでなく、ストレスを軽減させることもできます。
生前整理は自己成長を促し、心の余裕をもたらすプロセスでもあります。20代、30代の充実した時間を有効活用し、これからの人生をより良いものにするための準備を進めることで、ポジティブな変化を生むことができるでしょう。
60代以降に実践する効果的な進め方
もちろん60代以降も、これまでの人生で蓄積してきた物や資産を見直す時期です。単に物理的な整理にとどまらず、ライフプランや価値観を再確認する機会ともなります。
さらに、医療や介護に関する自身の希望を具体的に整理することが大切です。そのために、エンディングノートを活用することが推奨されます。
生前整理を円滑に進めるコツ
生前整理を滞りなく進めるためのコツをご紹介します。
小さなステップから始める
生前整理を効率的に進めるためには、まず小さなステップから始めましょう。最初から大掛かりな作業に取り組むのではなく、簡単な作業から手を付けるのが効果的です。たとえば、一つの部屋や引き出しを選んで、そこにある物を整理することから始めると良いでしょう。どのアイテムが必要かどうかを判断するリストを作成すると、次の行動がスムーズになります。
専門家に相談するタイミング
生前整理を行う際には、専門家に相談するタイミングを見極めることが重要です。特に法律的な問題や相続について検討する際には、弁護士や司法書士などの専門家にアドバイスを求めることで、必要な注意点を把握し、手続きがスムーズに進む可能性が高まります。また、特定の手続きや書類作成に不安がある場合には、早めに相談することで、問題解決の具体的な道筋を見つけやすくなります。
家族と定期的に共有する
生前整理を効果的に進めるためには、家族との定期的な共有が欠かせません。進捗状況や今後のやることリストがあれば、時間を設けて相談しながら話し合うことが重要です。これにより、家族が持っているそれぞれの意見や気持ちを尊重することができ、相互理解を深めることが可能になります。
特に相続や大切な思い出に関する内容については、家族間の相談を通じて意見のすり合わせを行うことで、コミュニケーションを強化する良い機会にもなります。
まとめ
生前整理は、今後の人生をより豊かにするための重要なプロセスです。やるべきことを押さえて、少しずつ着実に進めましょう。
わたしたちおうち整理士でも遺品整理を行なっています。お客様に寄り添い、親身になってお話を聞かせていただきます。遺品整理士も在籍しているため安心してお任せいただけますよ。
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これまでにおうち整理士で700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。