おうち整理士の特殊清掃スタッフの想い
最終更新日:2024.11.19
特殊清掃は、近年でこそドラマやコミックの題材として注目されていますが、元々は存在もほとんど知られていない仕事でした。
まして特殊清掃を手掛けている人物にスポットが当たることはほとんどありません。特殊清掃を行うにあたって、どのような気持ちで臨んでいるのか弊社スタッフの想いをお届けします。
コメント:特殊清掃スタッフの馬場です。今回は、僕がどんな気持ちで特殊清掃という仕事をしているのかという部分をお話したいと思います。
特殊清掃を仕事にするきっかけ
僕は今、特殊清掃という仕事をしていますが、最初から「特殊清掃をやろう」と思って入社したわけではありません。元々は20歳くらいの時に働いていた清掃会社がこういった案件を扱う会社だったため、成り行きで現場に入らないといけなくなったのがきっかけです。
当時は「お金さえもらえれば別になんでもやる、仕事にもこだわりはない」というスタンスでした。正直なところ最初はこの仕事が好きではありませんでしたし、今でも他人よりは耐性があるというだけで、やらないでいいならやりたくはないです。
ただ、昔に比べて孤独死等でこういった業務を必要とされている方が増えてきていると感じます。実際にお客様とお会いすると、皆さん本当に暗い声で、暗い表情で、がっくりと肩を落としている方がほとんどです。
というのも、お客様はほとんどが亡くなった方の親族なのですが、亡くなった方と必ずしも親しいとは限らないのです。「身内なのだから」という理由である日突然、警察や管理会社から連絡が来るんです。
特殊清掃の料金は決して安いとは言えません。現場の状況によっては100万円を超えることもあります。その突然の出費を「親族だから責任を持て」というただ一言で押し付けられてしまうわけです。明るい顔をしていられる人はいないですよね。
これは誰にだって起こりうることです。そう考えると怖い話だなと思います。
僕たちにできるのは、特殊清掃を通じてお客様の負担を軽くすることだけです。お客様の抱える負担に対して、苦しい時間が少しでも短くなって欲しいと思いますし、きちんと故人を悼む時間を提供できればいいなと思います。
実際にお客様に作業終了の報告をすると、肩の荷が降りたのか、ほっとされて表情が明るくなる方がほとんどです。
特殊清掃という仕事
特殊清掃という仕事は、文字通り本当に「特殊」で、求人もほとんど見かけないですよね。
なかなか「特殊清掃をしたい」という人もいませんし、入社した企業の業務の一環で偶然携わることになった人が多いのではないかと思います。狙って経験を積める場所がないので、人材が育ちにくいというのも特殊清掃現場の特徴と言えます。
また本当に必要な知識を身に付けず、ネットで聞きかじった情報だけで対応している業者もいて、「何が正しいのか」がわかりにくい職種でもあります。
実際にお客様のところに見積もりに伺うと、「他社ではもっと高いと言われた」「もっと安いところもあった」というお言葉をいただくこともあります。値段が高いから良いわけでも、安いから良いわけでもないのが説明の難しいところですね。「本当に必要な作業を、法にのっとった適切な処置で」行う必要があるのですが、その「本当に必要な作業」が何かを一般の方が見極めるのが難しいんです。
実際の特殊清掃の現場で
以前担当させていただいたお仕事で、一軒家の一階で特殊清掃が必要な現場がありました。お客様は「早く片付けないと」と半ばパニックになっていて、「とにかく全てをキレイにして欲しい」というご要望でした。
しかし実際に現場を拝見したところ、現場である居間は特殊清掃が必要でしたが、他の部屋や二階部分は特に片付ける必要がありませんでした。
すべて特殊清掃すると料金が非常に高くなってしまうため、その旨をお伝えした上で「現場は片付けたほうがいいですが、他は落ち着かれてから遺品整理をされてはどうでしょう?もし遺品整理でも手に余る場合にはまたお手伝いできますので」と提案させていただきました。
するとお客様も「そういう選択肢があるのか」と納得していただき、後日またお声がけいただいたこともありました。
特殊清掃の仕事で思うこと
特殊清掃をしていても、お客様の悩みをすべて解決することはできません。でも僕が関わる人くらいは少しでも早く日常生活に戻ってくれればいいな、という気持ちでこの仕事をしています。
強いて言うなら、特殊清掃を通してお金をもらっている僕がお客様に対して負うべき責任と義務は、ここから生まれていると思います。
お客様を助けることはできないですが、お客様が自分で助かるための手助けはできるかなと。
さいごに
僕は他人の人生を背負えるほど強くないですし、聖人君子でもないですが、自分を頼ってきてくれる人くらいは、できることをしてあげたいと思っています。作業を終えた後、お客様から感謝されたときが一番「この仕事をやっていて良かった」と感じる瞬間です。
そんな僕は現在、おうち整理士というグループで特殊清掃をしています。
これまで孤独死や自殺の現場に何度も足を踏み入れ、消臭や消毒、害虫駆除、不用品回収など幅広い業務を経験しました。だからこそ技術と知識は誰にも負けませんし、お客様の立場に寄り添ったサービスを提供できる自信があります。
「どうしていいかわからないので相談したい」「なるべく費用を抑えたい」「すぐに対応してもらいたい」など特殊清掃でお困りの方は、どんな些細なことでもご相談ください。僕を含めた特殊清掃のプロが、お客様の悩みをすみやかに解決します。
相談・見積もり共に無料です。どうぞお気軽にご連絡ください。
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おうち整理士で特殊清掃を受け持つ現役の特殊清掃スタッフ。これまで数多くの現場の清掃を手掛けており、お客様の立場に寄り添った提案や心のこもった清掃に定評がある。一般社団法 日本除菌脱臭サービス協会「脱臭マイスター」「除菌マイスター」を所持。