遺品整理を業者に依頼するメリット6つ｜どんな業者を選ぶと良いかも解説

大切な家族が亡くなると、遺族は故人の持ち物を片付けるため「遺品整理」をしなければなりません。しかし、故人の遺品が多かったり、心の整理がついていなかったりする場合、遺品整理は肉体的にも精神的にも負担になります。

そこで便利なのが遺品整理業者です。

遺品整理業者とは、遺族の代わりに遺品整理を行う業者です。遺品を貴重品と不用品に仕分けたり、処分したりしてくれます。とはいえ、一度も利用したことがない人も多く、詳しいことがあまり知られていないのも実状です。

この記事では、遺品整理を業者に依頼するメリットを6つご紹介します。遺品整理業者への依頼を検討している人は、どのようなメリットがあるのか確認してみてください。

遺品整理を業者に依頼するメリット6つ

遺品整理を業者に依頼するメリットは、以下の6つです。

• 時間を節約できる
• 体力・精神面の負担を軽減できる
• 遺族同士の揉め事が少なくなる
• 大切な遺品を仕分けてもらえる
• 遺品の買取もできる
• 遺品の供養もできる

それぞれの詳細をみていきましょう。

時間を節約できる

遺品が大量にある場合や、故人が住んでいた家が大きい場合、遺族だけで遺品整理をするには非常に時間がかかります。しかし、業者に依頼すれば作業は概ね1日～数日で終えることができます。

故人が賃貸に住んでいた場合は、退去手続きを済ませるために早急に対応しなければならないことも多く、時間をかけずに遺品整理したい場合に効率的と言えます。

また、故人が遠方に住んでいた場合や忙しくてなかなか時間が取れないといった場合も、業者に依頼することで時間と労力を軽減できます。

体力・精神面の負担を軽減できる

故人の家に荷物が大量にあったり、重たい物がある場合は人手が必要になります。また、処分する物と残す物の仕分けにも手間がかかります。

何日もかけて遺品整理をするのは体力的に負担ですし、故人を見送った後に遺品整理を始めると精神的に辛い場合もあります。遺品整理業者に依頼することで、そういった体力・精神面の負担も軽減できます。

遺族同士の揉め事が少なくなる

「負担の大きい遺品整理を誰が引き受けるのか」という問題で遺族間で揉めたり、遺品の相続関係でトラブルに発展したりするケースもあります。

しかし、遺品整理業者に依頼することで、誰が遺品整理をするのかという問題を解決できます。また業者によっては、相続の手続きなど専門的な問題に対しても相談に乗ってくれるので、不要な揉め事を避けられます。

大切な遺品を仕分けてもらえる

遺品整理業者は単に遺品を処分するだけではなく、依頼をすれば貴重品などの探索や仕分けもしてくれるところがほとんどです。遺品整理の現場を何度も経験しているため、どこにしまったのか分からない物でも見つけ出してくれます。

ただし、業者によっては遺品の仕分けや捜索をオプションとして設定しており、別途費用が発生する場合もあります。トラブルを避けるためにも事前に確認しておきましょう。

遺品の買取もできる

遺品整理業者によっては、遺品の買取を行っているところもあります。不要な貴金属や骨董品、家具家電等を遺品整理作業と並行して買い取ってくれるので効率的です。

仮にこれを遺族だけで進めた場合、重たい家具を自力で運び出したり、遺品を1点ずつそれぞれの専門店に査定してもらったりと、途方もない時間がかかります。

遺品の供養もできる

遺品を供養してくれる業者もあります。

例えば、故人が大切にしていた物、よく身につけていた物など、そのまま処分するのは心苦しい場合は、遺品整理業者に遺品の供養を依頼すると良いでしょう。

どんな業者を選ぶと良いか

遺品整理業者を選ぶ際は、下記の項目をチェックしましょう。

• 見積もりの項目がわかりやすい
• 説明がわかりやすい
• 対応が丁寧
• 口コミの評判が良い

時間があれば複数の業者に見積もりを出してもらい、比較するのが安全です。見積もりは無料の場合が多く、誰でも気軽に利用できます。

一方で、遺品整理業者と利用者の間ではトラブルが絶えません。たとえば、こちらが依頼していないのに作業を始めたり、作業を制止しようとすると「今までの作業分の料金がかかる」と言って不当に料金を請求したりする業者もいます。万が一不当な行為を見つけた場合は、すみやかに警察を呼びましょう。

また、遺品整理士の在籍も確認したほうが安全です。遺品整理士は遺品整理に関する知識が豊富なので、遺品の扱い方に精通していたり、遺品を鑑定してくれたりする場合があります。

まとめ

遺品整理を業者に依頼するメリット6つをご紹介しました。時間の節約や、体力・精神面の負担軽減、遺品の仕分け、買取など、労力のかかる遺品整理作業を減らすメリットは多々あります。家族とよく話し合い、負担が少ない方法で遺品整理を行いましょう。