遺品のぬいぐるみを処分する方法|人形供養やお焚き上げについて徹底解説
最終更新日:2025.06.02

遺品整理を進める中で、故人が大切にしていたぬいぐるみや人形の扱いに悩む方は多くいらっしゃいます。これらの品物は単なるモノとして廃棄しづらく、どのように手放せば良いかお困りになることも少なくありません。
この記事では、遺品整理におけるぬいぐるみの適切な処分方法や、人形供養、お焚き上げについて詳しく解説します。

こんにちは。おうち整理士の榛田(はりた)です。今回は、ぬいぐるみの遺品整理と人形供養などについて詳しく解説します。
目次
遺品整理で人形やぬいぐるみの扱いに悩む理由
遺品整理において、故人が大切にしていた人形やぬいぐるみの扱いに悩む方は少なくありません。これらの品物は単なる所有物というたぐいのものではなく、故人との思い出や愛情が詰まっていると感じられることが多いためです。
そのままゴミとして廃棄することに抵抗を感じ、「バチが当たるのではないか」「故人に申し訳ない」といった気持ちになることがあります。また、日本の古くからの考え方として、人形やぬいぐるみには魂が宿るというものがあり、こうした感覚も処分をためらわせる一因となります。
愛着がある一方で、家に置いておくと場所を取り、掃除の手間や衛生面(ホコリやダニの温床になる可能性)といった問題も生じるため、放置しておくことも難しい状況です。特に、テディベアなどのコレクション性の高いものや、故人が特別な愛好家であった場合などは、その量や価値の判断に困ることもあるでしょう。
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人形やぬいぐるみを処分する方法
遺品整理で出てきた人形やぬいぐるみを処分する方法はいくつかあります。4つのパターンに分けてご紹介します。
可燃ごみとして出す場合
人形やぬいぐるみは、多くの自治体で可燃ごみとして廃棄することができます。これは最も手軽で費用がかからない方法です。そのままゴミ袋に入れることに抵抗がある場合は、いくつかの配慮をすることで気持ちを整理しやすくなります。
まず、ぬいぐるみをきれいに拭いて汚れを落とします。その後、「ありがとう」といった感謝の気持ちを込めて語りかけます。清めのために塩を用いることも一般的です。少量の塩をぬいぐるみに振りかける、または一緒にゴミ袋に入れるなどの方法もあります。
清めた後は、白い紙や布で丁寧に包みます。顔の部分を覆うことで、より丁寧に扱っているという気持ちになれます。その後、自治体の分別方法に従って処分します。これらの手順を踏むことで、ご自身の気持ちに区切りをつけ、安心して手放すことができるでしょう。
大きなぬいぐるみの場合は、自治体によっては粗大ごみ扱いになることがあるので、事前に自治体のルールを確認しましょう。一度に大量のぬいぐるみを家から出す場合も、自治体によって制限があるため注意が必要です。音声が出るものなど、機械が入っているぬいぐるみは、中の部品を取り出して分別しなければならない場合もあります。
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お寺や神社でお焚き上げを依頼する方法
故人が大切にしていたぬいぐるみを丁寧に手放したいと考える場合、お寺や神社でお焚き上げを依頼する方法があります。
これは、品物に宿るとされる魂を抜いて供養するという日本の和の考え方に基づいた方法です。神社やお寺によっては、人形感謝祭といった形で定期的にお焚き上げを受け付けている場合もあります。全国の寺社で郵送による受付を行っているところもあるので、遠方の場合でも利用しやすいでしょう。
お焚き上げには供養料がかかりますが、その費用は寺社によって異なります。また、お焚き上げの対象はぬいぐるみや人形本体のみで、ガラスケースや金属などの付属品は受け付けていない場合が多いので、事前に確認が必要です。
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人形供養に関する注意点
人形供養やお焚き上げを依頼する際には、いくつか注意しておきたい点があります。
まず、供養やお焚き上げは有料のサービスであり、費用は依頼する寺社によって異なります。事前に料金体系を確認することが重要です。
また、供養の対象となる品物にも制限がある場合があります。多くの寺社では、人形やぬいぐるみ本体のみがお焚き上げの対象であり、ガラスケースや段ボール箱、付属品などは対象外となることが多いです。これらの不燃物については、別途自治体のルールに従って処分する必要があります。郵送で供養を依頼する場合は、送料も考慮に入れる必要があります。
信頼できる寺社や業者を選ぶために、事前に口コミを確認したり、問い合わせをして不明な点を解消したりすることも大切です。
業者による人形供養の利用方法
遺品整理や不用品の廃棄を専門とする業者の中には、人形供養をサービスとして提供しているところがあります。これらの業者は、提携している寺社などでまとめて供養やお焚き上げを行ってくれるため、ご自身で手続きをする手間を省くことができます。
遺品整理を業者に依頼する場合、他の品物と一緒に人形やぬいぐるみの処分もまとめて依頼できるため便利です。供養の証明書を発行してくれる業者もあります。
業者に依頼する場合も費用がかかりますが、量が多い場合や、他の遺品もまとめて処分したい場合には効率的な方法と言えるでしょう。
寄付やリサイクルを検討する場合
まだ状態の良い人形やぬいぐるみは、廃棄以外の選択肢として寄付やリサイクルを検討することも可能です。必要としている人の手に渡り、再び活躍できるという点で、気持ちよく手放せる方法の一つです。
例えば、国内や海外の恵まれない子どもたちにぬいぐるみを送っている団体があります。こうした団体では、送料自己負担で宅配便での寄付を受け付けていることが多いです。
テディベアなど特定の種類のぬいぐるみや、状態によってはリサイクルショップで買い取ってもらえる場合もあります。フリマアプリやネットオークションで、人形やぬいぐるみを求める愛好家に譲るという方法もあります。
寄付やリサイクルを検討する際は、事前に受け入れ可能な品物の種類や状態、送料などの条件を確認しましょう。
ぬいぐるみの遺品整理はおうち整理士にお任せください!
おうち整理士ではぬいぐるみや人形の遺品整理も行っています。
おうち整理士には、遺品整理の専門家である「遺品整理士」が在籍しているので、お客様の気持ちに寄り添い、故人の大切な品物を丁寧に扱います。
また、ぬいぐるみや人形以外にも、遺品の分別、搬出、清掃など、遺品整理に関わる様々な作業をまとめて任せることができます。これにより、ご自身で一つずつ作業する時間や労力を大幅に削減できます。
また、おうち整理士では人形供養やお焚き上げのサービスも提供しています。量が多い場合や大型のぬいぐるみの場合でも、遺品整理業者を利用すれば、運搬の手間なくスムーズに処分を進められますよ。
ぜひ、ぬいぐるみの遺品整理はおうち整理士をご利用ください。
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まとめ
遺品のぬいぐるみを処分する方法は、可燃ごみとしての廃棄、寺社での供養やお焚き上げ、専門業者への依頼、そして寄付やリサイクルなど、様々な選択肢があります。一人で悩まず、必要に応じて専門家や周囲のサポートを得ながら、ご自身の気持ちに寄り添った方法で大切な遺品である人形やぬいぐるみと向き合ってみてください。
わたしたちおうち整理士でも遺品整理を行なっています。ぬいぐるみの適切な処理についてもご相談いただけます。遺品整理士も在籍しているため安心してお任せいただけますよ。
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これまでにおうち整理士で700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。