生前見積もりとは|葬儀に関する疑問を解決します
最終更新日:2025.02.02
もしもの時に備えて、身の回りを整理しておく「生前整理」は、いまや一般的なものとなっています。生前整理について調べる過程で「生前見積もり」というフレーズを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では「生前見積もり」とはどういう行為なのか、また葬儀に関する費用や手続きなどの疑問をわかりやすく解説します。
こんにちは。おうち整理士の榛田(はりた)です。今回は生前見積もりや葬儀周りのあれこれについて、詳しく解説します。
目次
生前見積もりとは?
生前見積もりとは何を指すのか、詳しく解説します。
生前見積もりの基本
生前見積もりとは自分の葬儀の見積もりを取ることです。生前に葬儀の手配や方向性を具体的に検討でき、葬儀に関する様々な選択肢や情報を整理することが可能となります。
事前に情報収集を行い、自身の希望や家族の意向を反映した適切なプランを選択することで、万が一の際にも冷静かつスムーズな対応が可能になります。
→あわせて読みたい
「生前整理とは?死を意識したらやっておきたい生前整理を徹底解説」
生前見積もりの目的とその意義
生前見積もりを取得する目的には、費用の事前確認や、家族間の意向を共有・確認することが挙げられます。葬儀は自分の死後に行われることではありますが、自分の意思がなるべく反映されたものにしたいですよね。また、家族と話し合い、どのくらいの費用をかけたいのかを明確にすることで、将来のトラブルを未然に防ぐことができます。
生前見積もりを取る具体的な手順
生前見積もりを取得する際は、まず葬儀社を選びます。その際、インターネットや口コミを活用して評判や実績を調査すると良いでしょう。
次に、選定した葬儀社に相談の予約を行い、希望する葬儀の内容やスタイルについて具体的に伝えます。生前見積もりには葬儀の規模や種類、サービス内容に応じた詳細な費用が含まれるため、不明点はその場で確認しましょう。
その後、複数の葬儀社から見積もりを取得し、内容や費用を慎重に比較検討することで、自身の希望に最も合った選択ができるでしょう。このように、適切な手続きを踏むことで、満足度の高い葬儀を事前に計画することが可能になります。
葬儀の種類
葬儀にはさまざまな種類があります。事前に確認しておきましょう。
家族葬
家族葬は、親しい家族や近しい友人だけで行う小規模な葬儀です。この形式は、故人を静かに見送りたいという希望を持つ人々に支持されており、プライバシーを重視しています。
一日葬
一日葬は、通夜を省略して告別式を1日で行うシンプルな葬儀の形式です。短い期間で完結するため、費用を抑えつつ時間的な負担を軽減できる点が特徴です。近年では、現代のライフスタイルに合った効率的な葬儀形式として選ばれることが増えています。
一般葬
一般葬は、伝統的な形式の葬儀であり、通夜と告別式を2日間にわたって行います。この形式は、家族や友人はもちろん、幅広い交友関係の方々を招待することを前提としているため、比較的大規模になりやすいのが特徴です。また、時間をかけて丁寧に送る葬儀として、多くの人に慣れ親しまれています。
火葬式(直葬)
火葬式は、火葬だけを行う形式です。通夜や葬儀は行わず、火葬の立ち合いだけなので時間はほとんどかかりません。費用も他の形式より、大幅に軽減できます。
葬儀の手続きと準備の流れ
葬儀を執り行うための手続きには、いくつかのステップがあります。いざという時に慌てずに済むよう、備えておきましょう。
葬儀までの主な手続き
葬儀までには、いくつかの重要な手続きがあります。
まず、故人が亡くなった後、葬儀社と打ち合わせを行い、葬儀の詳細なプランを決定します。この段階では、葬儀の日程、場所、スタイルなどについて具体的に話し合い、希望に沿った内容を調整することが重要です。
次に、死亡届を役所に提出します。この手続きは法律で定められており、葬儀を実施するために欠かせません。死亡届は遺族または関係者が責任を持って提出しなければなりません。同時に、葬儀に必要な費用についても詳しい説明を葬儀社から受け、見積もりの内容を慎重に確認しましょう。
また、葬儀に関わる手続きには時間と労力が必要な場合もあるため、事前に必要な書類や手順を把握しておくと安心できるでしょう。
→あわせて読みたい
「お葬式の一般的なスケジュール | 日程の組み方や葬式後の法要を解説」
葬儀に必要な準備とは
葬儀を行う際には、多岐にわたる準備が必要です。
まず、故人のための遺影や供花、供物を用意することが基本です。これらは葬儀の雰囲気を整えるために欠かせません。適切な準備を行うことで、故人を偲び、参列者が穏やかに別れを告げる場をつくることができます。
また、遺族自身の準備として、喪服や数珠を揃えましょう。これに加えて、参列者へ葬儀の日時や場所を知らせるための案内状を作成し、漏れのないよう通知する必要があります。さらに、会場の手配や僧侶への依頼など、細かなポイントまで意識することが求められます。
葬儀とは人生の一区切りを共有する大切な儀式であり、その準備には余裕を持ち、あらかじめ計画を立てることが不可欠です。準備の過程で一つひとつの手順を確認することで、遺族や参列者が安心して故人を送り出すことにつながります。
生前見積もりのメリット
生前見積もりを行うことで、葬儀に関するさまざまなメリットが得られます。大きく3つに分けて解説します。
費用の透明性と計画性の向上
生前見積もりを取ると、葬儀にかかる具体的な費用が詳しく示されるため、透明性が高くなります。自分の希望や家族の意見を基に、選択肢をしっかりと絞り込むことも可能です。
さらに、生前見積もりを基に予算計画を立てれば、必要な資金を事前に計画的に準備することもできます。その結果、経済的な不安を軽くし、葬儀に対する心のゆとりを持つことにもつながります。
家族への負担を軽減する方法
生前見積もりを行うことで、葬儀において、家族にかかる精神的な負担を軽減させることができます。故人が存命中に必要な準備を進めておくことで、万が一の際に遺族が急な手続きや判断に追われることを防ぎます。
家族にとって予想外の負担を軽減するだけでなく、心に寄り添った温かいお別れの場を提供する手助けとなるでしょう。
→あわせて読みたい
「実際にあった遺品整理トラブル!気をつけるべきポイントと巻き込まれない方法をプロが徹底解説」
葬儀における注意点とアドバイス
葬儀の準備は慎重に進めるべきです。注意点と、トラブルを回避するためのアドバイスをご紹介します。
複数の葬儀会社と比較する
葬儀会社を選ぶ際には、複数の会社から見積もりを取得しましょう。同じ内容の葬儀であっても、会社ごとに異なる価格設定がされている場合があるため、相見積もりを取れば、自身の予算や希望に合ったプランを選ぶ手助けとなります。特に、費用が大きな負担となり得る葬儀だからこそ、慎重に選択を進めましょう。
さらに、各葬儀会社が提供するサービス内容や質にはそれぞれ特徴があるため、その違いをしっかりと理解することも大切です。見積もりの際には、実際に担当者とやりとりすることで、会社の対応力や信頼性を確認することができます。こうしたやりとりから会社の理念や価値観、サービスへの具体的な取り組みが見えてくる場合もあり、より安心して葬儀を依頼することができるでしょう。
契約内容を事前に確認する
生前見積もりを行った後、契約内容を事前に確認することはとても重要です。契約書には、費用の内訳やキャンセルの際の取り決め、追加費用が発生する可能性などの情報が明記されています。これらを把握しておくことで、トラブルや誤解を未然に防ぐことができます。
また、契約書を手元に保管し、必要に応じて内容を改めて見直すことも重要です。記載された内容を細かく確認し、疑問点があれば早めに相談することで、満足のいく葬儀の実現が期待できるでしょう。
まとめ
生前見積もりは、葬儀の準備を進める上で非常に有益な手段です。費用の透明性を高めることで、安心して選択肢を比較し、個々の要望に沿った葬儀の計画が可能となります。
葬儀は人生の一大事であり、心の準備も含めて慎重に考えることが求められます。生前にしっかりと見積もりを行い、希望を明確に伝えることが、最良の選択に繋がるでしょう。
わたしたちおうち整理士でも生前整理のお手伝いを行なっています。お客様に寄り添い、親身になってお話を聞かせていただきます。
お見積り
出張費
キャンセル
0円
即日お見積り&作業!実績多数!
まずはお気軽にお電話ください。
通話無料!営業時間 9:00~19:00/年中無休
0120-769-737
受付時間外はメールでご相談ください
[ 24時間365日受付 ]メールで相談する
これまでにおうち整理士で700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。