老人ホームの遺品整理を解説|詳しい手順や注意点をご紹介

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老人ホームの遺品整理を解説|詳しい手順や注意点をご紹介

老人ホームの遺品整理を解説|詳しい手順や注意点をご紹介

最近は老人ホームのサービスも手厚くなり、最期の時までホームで過ごす方も増えています。

しかし、故人が老人ホームで亡くなった場合も、自宅と同様に遺品整理が必要です。「どこまで整理すればいいの?」「いつまでに整理を済ませればいいの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

今回は老人ホームの遺品整理について、詳しい手順や注意点、業者に依頼する方法などをご紹介します。事前にポイントを押さえておけば、いざという時に慌てずに済みますよ。

こんにちは。おうち整理士の榛田(はりた)です。この記事では老人ホームの遺品整理で気をつけるべきポイントや整理をスムーズに進めるコツを解説します。


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老人ホームの遺品整理の基本的な流れ

60代くらいの女性に40代くらいの女性が寄り添っている
作業に入る前に、まず基本的な流れを押さえておきましょう。

相続や遺産に関する書類や貴重品の確認

最初に注目すべきは、遺産や貴重品の所在を明確にすることです。老人ホームに入居する際に持ち込まれる品の中には、銀行の通帳や保険証券、株式の証書、さらには指輪などの貴重品が含まれている場合があります。これらは相続手続きや遺産分割に不可欠なものなので、保管場所を正確に把握しておきましょう。

また、貴重品が銀行の貸金庫に預けられていることもあります。どこに何が保管されているのか確認を怠らず、早めに手続きを進めましょう。適切な貴重品の管理と事前準備を行っておくことで、相続時に生じるトラブルや混乱を未然に防ぐことができます。

形見分け

形見分けは故人の遺品を家族や親族で分ける行為です。時計や宝石、指輪などの貴重品や高価な物品は、感情面だけでなく金銭的価値の観点からも慎重な判断が求められます。

金銭的価値がある品物や貴重品を分ける場合は、相続トラブルを避けるために話し合いの場を設けることが多く、公平な配分を目的としてすべてを現金化し、相続人で分配する方法が選ばれることもあります。人間関係を円滑に保つために、互いの意見を尊重しながら形見分けを進めていくことが大切です。

→あわせて読みたい
「形見分けはいつすべき?遺品整理のプロが教えるマナーと注意点」

不用品処分

形見分けの後に不用品の処分を行います。遺品整理で残った物の大半は不要品となることが多いため、効率よく処理できる方法を検討しましょう。軽い物については、自宅に持ち帰り一般ゴミとして処分するのが一般的ですが、特に分別が必要な家具や家電が含まれる場合には、自治体の回収サービスや自治体指定の施設への持ち込み、不用品回収業者への依頼など、さまざまな処分方法があります。

時間がない場合や大量の廃棄物が発生した場合には、専門の業者に頼むことで作業が円滑に進むこともあります。

老人ホームの遺品整理の具体的な方法

基本的な流れの次は、遺品整理作業の具体的な方法を解説します。

自宅へ持ち帰る

遺品は思い出深い品物や貴重品が多く、できるだけ自宅に持ち帰ってゆっくりと整理したい場合もあるでしょう。自宅で整理する最大のメリットは、写真や書籍などの思い出の品、現金や重要書類などの貴重品を落ち着いて確認できる点です。特に貴重品はその場で慌てて分別するよりも、自宅の安心できる環境でしっかりと確認や管理を行えます。

さらに不用品についても、すぐに処分を決めず、家族と十分に相談する時間を持てるため、感情や思い出に寄り添いながら判断できます。

不用品回収業者や買取業者を活用する

遺品の中には、家具や家電など、処分が難しいものが多く含まれることがあります。こうした場合、不用品回収業者を利用すると、運搬や廃棄物の処理までまとめて任せることができるため、大幅な手間と時間の節約が可能です。特に大量の遺品を整理する際や、短期間での対応が必要なときには大変役立ちます。

また、買取業者に見積もりを依頼することで、価値のある品物は適正価格で買い取ってもらえる可能性もあります。

自治体に廃棄物回収を依頼する

自治体の廃棄物回収サービスも選択肢の一つです。回収ルールや費用が自治体ごとに異なるため、事前に公式サイトや役所の窓口で詳細を確認しましょう。自治体の一般廃棄物回収は、民間業者と比べて安価で信頼性が高く、許可を得た適切な方法で廃棄物処理が行われるため、安心して依頼できます。

ただし、大型家具や家電を出す場合は、分別や指定場所までの運搬を自分で行うケースが多く、ある程度の体力や時間が必要となる側面もあります。

→あわせて読みたい
「無料の廃品回収車はなぜ危険?本当に無料で不用品や粗大ゴミが回収できるのか解説」

老人ホームと自宅での遺品整理の違い

スーツ姿の男性
老人ホームやその他の介護施設と自宅での遺品整理にはいくつかの異なる点があります。3つのポイントから解説します。

遺品の量が少ない

老人ホームなどの施設に入居している場合、居室のスペースが限られているため、遺品の量は自宅に比べて少ない傾向があります。施設に持ち込める荷物は必要最低限に制限されていることが多く、入居時には不要なものはほとんど持ち込みません。

たとえば、衣類や小物などの大切な思い出の品もコンパクトにまとめられているケースが多いです。長期間施設で生活しても、荷物が増えにくいことから、遺品整理の負担が軽減されるという大きなメリットがあります。

他の入居者や施設への配慮が必要

老人ホームなどの施設や介護施設で遺品整理を行う際は、同じ施設を利用している他の入居者への配慮が不可欠です。高齢者が多く生活しているため、感染症のリスクが高い点を十分に考慮し、作業中はマスクの着用や手指の消毒など、施設が定める衛生基準を必ず守らなければなりません。

加えて、騒音や遺品整理によって発生する匂いにも十分に注意を払い、施設内で生活している入居者の快適な環境を損なわないように心掛けましょう。作業前には必ず施設や介護施設のルールや手順を事前に確認し、必要な場合は管理者やスタッフの許可・承認を得てから整理作業を進めることが大切です。

リフォームや原状回復への対応

老人ホームを退去する際は、居室を元の状態に戻す「原状回復」を求められることが一般的です。壁紙の張り替えや床の清掃、傷んだ部分の修繕、また必要に応じてリフォームが含まれる場合もあります。

遺品整理と同時に原状回復やリフォームの作業を進めることで、退去手続きをスムーズに完了させることができます。原状回復費用やリフォームの手配については、施設側と事前に相談し、しっかりと確認しておけば余裕を持った対応が可能になります。

老人ホームの遺品整理を自分で行う場合のポイント

業者には依頼できず、ご自身で遺品整理を行わなければならない場合もあるでしょう。そのような場合に気をつける点をご紹介します。

早期退去する

老人ホームなどの施設では、退去スケジュールがしばしば厳格に設定されているため、早期に退去準備を始めましょう。施設からの退去期限が近づくと、どうしても片付けや遺品の整理が急ぎ足になってしまい、十分な確認や整理が困難になる恐れがあります。余裕をもって施設内での遺品確認や大切な書類のチェックを行えば、思い出の品や重要な書類を見落とすリスクを減らすことができます。

また、施設のスタッフと早めに退去日時や手続きについて相談することで、手続きもよりスムーズに進み、精神的な負担も軽減されます。退去に関する準備はできるだけ早く開始し、施設と連携しながら計画的に進めましょう。

生前整理で前もっての準備

生前整理とは、本人が生きている間に自身の持ち物を整理しておくことを指し、遺品整理の負担を軽減する非常に有効な方法です。特に老人ホームに入居するタイミングや体調が安定している時期に、生前整理を進めることで、不要な物の処分や貴重品の管理を適切に行うことができます。

また、重要書類や貴重品の保管場所を家族に分かりやすく示しておくことも大切です。将来的な相続トラブルを未然に防ぐことに繋がります。

→あわせて読みたい
「生前整理でやることリスト|何から始めるべきか徹底解説」

業者に老人ホームの遺品整理を任せるメリット

業者の男性
老人ホームの遺品整理を専門の業者に依頼すると、多くの面でメリットが得られます。5つの観点から解説します。

相続の相談ができる

遺品整理業者の中には、相続に詳しい専門家を配置しているところもあります。遺品にまつわる書類や財産の整理、相続手続きの相談ができるため、専門的な助言を受けられます。

相続に関する知識が不十分だとトラブルの元になりやすいため、業者のサポートを受けるのがおすすめです。

時間の節約になる

遺品整理は想像以上に時間と手間がかかる作業ですが、専門業者に任せれば迅速に作業が進みます。分別や搬出、処分までを一括で請け負うことで、短期間での整理が実現します。

特に老人ホームからの早期退去が求められる場合など、スケジュールに合わせた対応が可能です。忙しい家族の負担を減らし、効率的に遺品整理を行える点は非常に大きなメリットです。

精神的な負担を減らせる

故人の遺品に触れることは、感情的な負担が大きいものですが、業者に依頼すればその負担を大きく軽減できます。専門のスタッフが手際よく整理を行い、遺族は必要な品物の選定や確認に集中できます。

感情的に辛い作業を代行してもらうことで、心のケアを保ちながら整理を進められます。

体力的な負担を減らせる

家具や家電の運搬、重い荷物の処分などの作業は体力を要します。高齢者や体力に自信がない方にとっては負担が大きいため、業者に任せることが有効です。体を痛めるリスクを減らし、安全に遺品整理を完了させられます

買取で費用を相殺できる

遺品の中には価値のある品が含まれていることがあり、業者の中には買取サービスを提供するところもあります。買取査定を受けて適切な価格で買い取ってもらうことで、遺品整理の費用を相殺することが可能です。

→あわせて読みたい
「遺品整理を業者に依頼するメリット6つ|どんな業者を選ぶと良いかも解説」

業者に依頼する際の注意点と選び方

老人ホームの遺品整理を業者に任せるときの注意点と業者の選び方をご紹介します。

相見積もりをする

遺品整理の費用は業者によって大きく異なるため、複数の業者から相見積もりを取ることが重要です。相見積もりを行うことで、遺品整理にかかる費用の相場感を把握でき、過剰に高い料金を提示する業者や、廃棄物の処理に不適切な追加費用を請求する業者を見抜くことが可能です。

見積もり時には、作業内容の詳細や廃棄物の処理方法、追加料金の有無もしっかりと確認しましょう。これによりサービス後のトラブルを防ぐことができます。

ホームページや口コミサイトの評判を参考にする

ホームページや口コミサイトは、遺品整理業者の信頼性やサービスの質を知るための重要な情報源です。利用者の評判や実際の体験談を確認することで、業者の対応の丁寧さや料金の透明性、作業のスピードなどが把握できます。特に具体的なトラブルの有無や対応の誠実さは、口コミから得やすい情報です。

また、最新の情報が反映されやすいことから、キャンペーンや追加サービスの有無もチェックが可能です。業者選びの際は複数のサイトを比較し、悪評だけでなく良い評価も総合的に判断することが大切です。

まとめ

老人ホームの遺品整理は、自宅での整理とは異なる点がいくつか存在します。他の入居者へ配慮しつつ、業者への依頼も視野に入れながら計画的に遺品整理を進めることで、トラブルなく円満な退去手続きが叶いますよ。

わたしたちおうち整理士でも遺品整理を行なっています。お客様に寄り添い、親身になってお話を聞かせていただきます。遺品整理士も在籍しているため安心してお任せいただけますよ。

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榛田圭悟

監修:榛田圭悟

これまでにおうち整理士で700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。

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